寒い寒い2月でした


 体調の悪い方が続出し、お出かけどころか散歩もままならないという雰囲気で過ごしました。検温が37.3度前後という方が大半を占め、上がっても37.7度どまりですが、なかなか37度を下がらないのです。主治医とも相談をいたしましたが、咳がでるわけでもなく、喉が若干赤いかな~?と、別段心配な症状も出ず????? そういうわけで、世間に蔓延しているインフルエンザの中へ大事な皆様をお連れするわけには行きません!! そこで考えたBユニットのスタッフ!身体を動かして楽しんで頂ける “ レク ” は? そうや!部屋の中でゲートボールはどうでしょう!
 
 早速 道具作りに入ります。牛乳パックを集めたり、それに模様紙を貼ったり、ラップの芯を集めてそれを伸ばしステックを作ったりと入居者の方々も巻き込んでの、まるで工作部屋のようです。入居者の方々も「なんや、何が始まるんや?」といいながら「そこにこの紙貼って!」とか「ここ曲げて?」とかのスタッフの指示に「ここか?」「こうでいいんか?」と四苦八苦です。 なんとか出来上がった作品を並べて「さあ、やってみよう!」
 
 テーブルを片付け、広い空間を作っての始球式です。やってみるといい感じです。早速Aユニットにもお声がかかりました。「ゲートボール、一緒にやりませんか?」。 さあ、それからはこのゲームにはまりました。風の強い日は室内で、天気の良い日は屋上で。屋上ではベンチを並べて、コーヒーやレモネードを運んでティータイムを兼ねてのゲートボール大会です。青空の下で爽やかな気晴らしをされたようです。もともと、入居者のNさんは他市でゲートボールの審判までやっておられた方ですので腕前は “ さすが ” 。立ち姿も凛々しくコースの読みもぴったりで、他の方々より感嘆の声が上がっておられました。又、殆ど初心者のSさん、どういうわけか、打つたびにボールがカーブし、うまい具合にゲートに吸い込まれていきます。皆様に「どうするんや?」と聞かれ「さあ 分らんわ!ボールに聞いてくれ!」と本人はまっすぐ走らないボールに苦笑いです。
 
 又、時には交野ドームや喫茶店にも出かけました。喫茶店は少しこじんまりとした可愛いお店ですので何人かに分かれて行きました。なんと、昼からはそこの手作りパンが1個ドリンクについてくるのです。
 
1個ですよ!と念をおしているにもかかわらず、何個も取ろうとされたり、いきなり手づかみされたりと、スタッフがヒヤリとする場面もありましたが、皆様大好評で定期的に実行して行きたいと思っております。
 
 3月は ひな祭り、外食レクレーション、そしてお花見と続いて外出される機会も多くなります。又、体調悪化防止の為に控えておりました日々の散歩も徐々に増やし、春がそこまできている実感を感じて頂きたいと思っております。隣の幼稚園の桜の新芽のふくらんできており、又、わがホームの玄関の花々も春間近の日差しを浴びて少し元気がでてきているような気がします。
 
 ♪もうすぐ春ですね♪ 筆者にはつらい花粉症の時期ですがやはり心浮き立つものがあります。しっかり足腰を鍛えて春の外出に備えるように皆様と共に廊下歩行にがんばります。


ティータイムを兼ねてゲートボール大会を開きました。


さぁ、狙いを定めて・・・、ナイスショット!


おもしろいほどボールがゲートに吸い込まれていきました。


すこし肌寒かったけれど、やっぱり屋外はきもちいい!


こじんまりとした喫茶店でのひととき。心が和みました。