おだやか星田の12月

　クリスマス会の10日前の風景。赤、青、黄、ピンク、緑のクリスマスカラーの厚紙を入居者の方々が一生懸命、型紙の通り切っておられます。　その手元を見ると、星、ツリー、ろうそく、靴下と可愛い型でそれぞれの紙がたくさん散らばっています。又、遠くではその切り抜いた紙を糸を使い５ケずつ垂れるようにつけてゆきます。はて、これは何でしょうか？　入居者の方々に伺うと含み笑いでさあわからんけど可愛いでしょう？　さてどのような飾り付けになるのか？
 
　さあ本番です。今回は２階がメインイベント会場です。入居者の方、お客様とりあえず３階へ集合しておられます。　開始時間が近づくとスタッフの案内で何人かずつエレベーターで２階へ下りて行きます。ホールの前はキラキラモールが頭上から垂れています。のぼりもあります。『歓迎　おだやか御一行様！！』　ようこそおだやか屋台村へ～と書いてます。キラキラモールをくぐるとまあ～きれい～！　頭上から色とりどり、デザインもとりどりのクリスマスの切り抜きがたくさーん下がっております。可愛い！きれい！何、これ！と入居者の方々「わぁー、ルミナリエみたい」とスタッフの声、そうですイメージはルミナリエ。そこで命名『ホシナリエ』。　ホールには屋台村に恥じないように沢山の店が並んでいます。　ケーキやぜんざい、ジュース、コーヒー屋、カレンダー、リサイクルショップにファンシー雑貨、ゲームコーナーもあります。　すごーいお店屋さんいっぱ～い！！　長テーブルに所狭しと並べられているリサイクルショップにさすが女性陣！目ざとく見つけて駆け寄ります。たくさんの衣類をかき回し、いえ選びながら、ああでもない、こうでもないと肩にかけたり、スタッフに似合う？と聞いたり、「ねぇ、他の色は無いの」と詰め寄ったり、まるでバーゲン会場です。その手にはそれぞれ黄色い金券を握りしめて…。誰かがポツリともらした一言、「まるで配給じゃな！？」　誰とは言いませんが～(^^)。
 
　それぞれ自分の物を握りしめ、孫へのプレゼントにとファンシー雑貨も買い求め、やれやれ喉が乾いた、コーヒーやぜんざい、ケーキとそれぞれに散らばってゆきます。　その中でダントツに一番人気で、あっという間に品切れになったのがタコせんべい。筆者は食べた事も無く、見た事も無い代物で最後まで納得出来なかったのですがウーン恐るべし関西人！！　あんなものに金出すか？と未だに不思議です(?_?)。　ともあれ飛ぶように売れたタコせんべいでした。　散らばるように置いていたテーブルにそれぞれ陣取り、しゃべったり、店番を変わったり、店番しながら自分の店の分をほおばったりと口と手とまあよく動くこと。　としている内に第２部の『演芸大会』がスタートです。　踊りの部は相変わらず殆ど練習出来ていないタヌキ踊りからスタートです。　タヌキの面を被り、もんぺを穿いたスタッフが踊りながらテーブルを回りますがその音頭のスピードの早いこと入居者と大した違いも無い年齢のせいか、ゼイゼイ息も絶え絶えに踊ります。もっと練習せえよーの前にもっと体力をつけろよ！！　ハイ、反省します。
 
　次は少年少女合唱団です。新聞で作った可愛いドレスで登場です。　毎月、来所されている「ハンド」さんの歌体操から簡単なものをピックアップして、手足を動かし歌い踊ります。可愛くそしてまとまっておりました。　ラストはカラオケ大会です。お客様にも歌って頂きやんややんやの大喝采でした。
 
　あっという間の２時間、大盛況の内に終了しました。　面白かった、楽しかったの声も沢山いただき、この日の為に沢山準備して下さった入居者の方々、スタッフの方々改めて御礼申し上げます。
 
　色んな事があった平成20年最後の最後に又、不全骨折をしてしまわれたＮさん。幸いに手術をせずに済みそうです。少し顔ぶれも変わり、新入居者の方もおられますが皆それぞれに仲良くして頂き欠ける事のない新年を迎えられそうです。本当にこの一年間お世話になりました。来年はもっともっと楽しい行事を頑張って考えてゆきたいと思っております。ご期待下さいませ。