ひな祭り


 春とは名ばかりの冷たい日々が続いております。
 3月1日、おだやか星田の「ひな祭り」の開催です。会場の3階には住民の方からいただいた本物の「おひな様」、7段飾りがデン!とすえられております。また、壁には美しい彩色を施された、手書きの大きな内裏様が立っております。2階の入居者の方々が額に汗して、作った大きな大きな雛飾りです(^_^;)。丁度、顔の所をくり抜いてそこに本物の顔を入れられるように作ってあります。周囲には、雪洞、白酒、牛車などが色とりどりに描かれ,あでやかに豪華に「ひな祭り」を祝っているようです。
 
 さあ、記念撮影の始まりです。次々に顔をのぞかせ、パチリ、パチリ、と写していきます。やはり女性が多いせいか写してもらうのはお姫様の衣装の方で、お殿様は不人気のようです(^^;)。
 
 昼食はチラシ寿司、お楽しみのティータイムは、何と手作りの「おはぎ」です。スタッフが小さく丸めたもち米に、入居者様一人ひとりが、あんをつけ、きなこをつけ、17名分、自分で食べる分は自分で作っていただきました。全員出来上がる迄、少し時間がかかりましたが、やっと揃い、いただきまーす(^o^)丿。自分で作ったのはやはり一段と美味しいんです! 皆それぞれに満足感の漂った笑顔、笑顔、笑顔です。おはぎの制作過程はあまりにも熱中しすぎて誰一人、カメラをとる事も忘れ、証拠写真は一枚もありませんが(>_<)。
 
 3月の初めに一人の方がホームで亡くなられました。最後までスタッフが付き添いました。24時間体制で、励まし、寄り添い、声掛け、他の入居者の方々とも、気持ちがひとつになり、92歳という高齢の方がおごそかに旅立たれました。ホームで初の看取りをさせていただき、人間の生と死というものに向き合い、1人、1人のスタッフの中に改めて皆様の人生を預かっているという使命感、この方々の最後を尊厳をもって見守って行きたいと思う気持ちがふつふつと起こってきました。1年でも1カ月でも1日でも長く、皆様の笑顔に触れ、人生最後の日迄、心を込めてお世話させていただきたい。S様、よく頑張っていただきました。ゆっくり、ゆっくりお休みください。心よりのご冥福をお祈りいたします。
 
 4月になると、さぁさくらのお花見です。
 4月9日には当ホームのお花見大会があります。歌あり、お芝居あり、ゲームあり、の大イベントを予定しています。是非お楽しみにお待ちくださいませ。


入居者の皆さんが一生懸命作ったひな飾りです。


くり抜かれた部分から顔をのぞかせ、はい、パチリ!


  


きれいなさくらの壁飾りをつくりました。


満開のさくらの前で。4月のお花見がお楽しみです。