「カラオケ屋さんで歌いましょう!!」の会


 うっとうしい梅雨というのに雨量は少なく、その分ジメジメとした日々が続き、皆さんの不快感もヒートアップ! さぁ、このうっとうしさを吹き飛ばしましょう!ということで「カラオケ屋さんで歌いましょう!!」の会を計画しました。
 
 6月27日、前日までの皆さんの歌唱練習も終え、当日の昼食は早いスピードで食べられ、久しぶりの外出ということで、女性陣は「私何着ていこうか?」「あんたは何するの?」「カラオケ屋さんクーラー効いてるよネ!」「これじゃ寒いかいな?」などとピーチクパーチク・・・。おしゃれに余念のない女性群とは対照的に、男性陣の「どーでもいいけど早しぃーや」と言いたげな冷た~い視線も何のその・・・。出発時間になっても“あーでもない、こーでもない”と続きます。スタッフの「予約いれてますからネ!余り遅くなったら、歌う時間が少なくなりますよ!」の声に、皆さん慌てて「もうエエワ!」「これでエエワ!」と玄関に殺到。汗だくでやっと車に乗り込みました。車で走ること15分、待望のカラオケ屋さんに到着です。
 
 「まずドリンクを決めましょうか!」の声に「ホットコーヒー」「ジュース」「ケーキ」と好きな物を言って下さいます。「ケーキは後で!まずドリンクを決めましょうネ」と言われむくれるTさん。「オレンジジュース」の人は手を挙げてさい」とスタッフが注文を聞いて回ります。Tさんに、他の入居者さんが「あんたずっと手を挙げているけど飲み物は1種類だけやヨ!」と言われてしまいました。でも、何と言われようとTさんはずっと手を挙げていました。どれも飲みたかったのでしょうね(^◇^)。
 
 美空ひばり、ディック・ミネ、岡晴夫や「二人は若い♪」「青い山脈♪」「お富さん♪」「あこがれのハワイ航路♪」。そして昔なつかしい童謡など、皆さん大きな声でリズムをとりながら、画面を一心不乱に凝視し、時には手をたたき、身体を左右に動かしながら歌われます。行きたくないと駄々をこねていたNさんも「おーい船方さん♪」をマイクを握りしめて熱唱されておられました。ついこの間まで入院されていたとは思えないほど張りのある声で\(^O^)/。Mさんは音に合わせて、ねじりハチマキをされ、さぁ負けじと素晴らしい声量で歌われております。時々のどを潤し、トイレ休憩もはさみつつ、あっという間の楽しい2時間が過ぎました。
 
 ホーム内では皆さんなかなか声を出されず、カラオケ大会をしてもホームが広いせいか歌声が響かず、まとまりにくかったのですが、ここでは皆さん、日ごろの練習のせいか、リズムをしっかりとらえ、思いっきり歌われております。スタッフの方が昔の歌を知らずとまどう場面もあり、もっとしっかり歌えるように頑張らなければと反省した次第です。
 
 ホームでの入居者様は今、七夕の飾り・七月のカレンダーに使う朝顔作りにと張り切って取り組んでおられます。皆さんで作られた素晴らしい飾りを是非一度ごらんいただきたく思います。そして、7月6日は隣の幼稚園の七夕祭りへの案内状をいただき、子供たちの「♪ささのはサラサラ♪」の歌声を、今からとても楽しみに待っておられます。
 
 猛暑との予想が流れていますが、この夏も暑さに負けず乗り切っていただけるように、スタッフ一同努めさせていただきます。


皆さん、カラオケの画面に釘付けです!


懐かしい歌には自然に手拍子が出ました。


マイクをしっかり握りしめての熱唱(*^_^*)。


ゆったりとおだやかなひとときを過ごせました。