寝屋川サナトリウムの『霜月祭


 11月9日 皆様が待ちに待っていた寝屋川サナトリウムの『霜月祭』の日です。前日までは「ぜんざいもあるで~」「うどんが食べれるんやて~」「おでんの大根がおいしいんやて~」「Nさんの作ったお手玉も売っているらしいよ…」「手編みのマフラーもあるらしいよ~」と噂が飛びかいます。朝から皆さんの(特に女性の皆さんの)気持ちは久しぶりのバザーにそわそわ・ウキウキです。昼食用のオニギリと皆で作り、さあ出かけるぞ!といそいそと車に乗り込みます。車に乗ること約5分、あっという間に到着です。すでに沢山の人・人・人! 車から降りるなり皆圧倒されて、立ち尽くしておられます。しかし、スタッフの誘導で「祭」のど真ん中を歩いていきます。
 
 広場の中央ではコンサートの真っ最中、サナトリウムの職員の皆さんが忙しい合間を縫って練習を重ね、にぎやかな歌を披露しておられます。その大音量に皆、しばし呆然…。あーぁ、うるさい顔をしかめられ、2、3人が病院のロビーに逃げ込みます。音楽の好きなメンバーは久しぶりの生演奏のシャワーを浴びてうっとりとされています。混雑に中、バザーの商品を手に取り、眺め、また戻し・・・とスタッフの「欲しいものがあったらどうぞ買ってくださいネ~」の声にも財布の紐は硬く、なかなかの大阪人という感じです(笑)。それでも、徐々に雰囲気になれ、少しばかりの買い物をし、スタッフが汗だくで仕入れして、食材を持って東部公園へ大移動です。丁度、真っ盛りのイチョウ並木が続き、祭りの音も聞こえず、ベンチに思い思いに腰かけ「あーぁしんど…」の言葉に思わずスタッフも「ホントやねぇ」と相槌をうち、やれやれと休憩です。と・・・そこかしこにいい匂いが~。祭りで仕入れたおでん・焼きそば・お好み焼きなどが、おいしそうな匂いを漂わせています。皆で作ったオニギリも広げ、青空の下、あつあつのおでんにかぶりつきます。「よく味がしみてるね~」「ほんと!この大根おいしいわ」「焼きそばもおいしいねぇ」と楽しい笑い声が続きます。
 
 おいしい食事が終わり、黄色に染まったイチョウ並木の散策です。落ち葉を拾ったり、暖かな秋の日差しを思いっきり浴びたりと楽しい1日を過ごす事ができました。もうすぐ寒い日がやってきます。皆さん風邪をひかないように、1日1日明るくおだやかに大切に過ごしましょうね。


素晴らしい音楽に聴き惚れました。


この焼きそば、ものすごくおいしいわぁ!


おでん、おいしいで!あんたもここに座って食べよ!


真っ盛りの紅葉をバックに、パチリ!!