七夕さまとお誕生会　2005.7

　7月は、暑かったですね。外から我が家へ帰ってきた時、「今日も暑いですよ」が、挨拶になりました。梅雨も終わり、本格的な暑さはまだまだ続きますが、みんなでこの暑さを元気に乗り越えたいと思います。
 
　7月7日は、七夕さまでした。2週間ほど前から短冊に願い事を書き始め、１週間前にスタッフが笹を持ってきてくれました。玄関に一つ、Ａユニットに一つ、Ｂユニットに一つの計３本。当日には、飾りつけも豪華になり、いろいろな願い事が短冊に書かれてます。入居者の皆様は、今腰を痛めているＭさんの事を一番にお願いされてます。Ｍさんの腰が早く良くなりますように」「Ｍさんの腰が良くなって、また一緒に散歩に行けますように」「お母ちゃん共々　元気で過ごせますように」…とやさしさ満開です。それに比べスタッフに聞くと、「3億円の宝くじが、あたりますように」ですって。「そのうち宝くじが当たらんと　バチが当たるわ」って、みんなで大笑いです。最後にみんなで「毎日がおだやかでありますように」…と、心からお願いしました。
 
　7月15日は、お誕生日会でした。11日にＡユニットのＴさんが89歳、15日にＢユニットのＳさんが74歳になられました。以前から「お好み焼きパーティがいい」との希望がありましたので、当日はＡ・Ｂそれぞれのユニットに分かれ（以前、ホットプレートを、同じユニットで二つ同時に使用したら、ヒューズがとんだんです）準備です。みんな慣れたもので、キャベツをきざみ、山芋をすりおろして…、さあ後は焼くだけです。みんなでワイワイ言いながら焼き上げ、スタッフから心のこもったお祝いの言葉と色紙をお渡しし「いただきます」と、なる予定だったのがＳさんが感激して泣き出してしまいました。Ｓさんは、スタッフがお祝いの色紙を準備しているのを察して「私には何にもしないで下さいネ」と、前からおっしゃってたのですが、自分が涙もろいのをわかっているのですね。その気持ち、私にもわかります（実は私も本当に涙もろいのです）。でも、Ｓさんのその涙が、私たちスタッフの元気の素です。ありがとうございます。もう一人のＴさんも、めがねの奥のやさしい目が涙でうるんでいました。
 
　涙あり、笑いありで、7月の我が家もおだやかに終わりました。